聖職
母を預かってくれていたデイサービスの施設からでした。
37.3℃に発熱、頭と腕が震えているということで、
母をすぐに送って来てもらい、家で熱を計ると37.9℃でした。
頭と腕が小刻みに震え、怖くなりました。
すぐに糖尿病と呼吸器内科で受診している大阪医療センターに電話、
高速道路を飛ばして時間外で診察してもらうと、熱は38.9℃まで上昇しておりました。
震えてるのはてんかんの恐れもあるということで、
入院して、MRIとレントゲン、採血等一通りの検査をして一晩入院することになりました。
幸い、脳に異常もなく、
抗生剤が良く効いて、翌朝には平熱に戻り、退院することが出来ました。
誤嚥性肺炎ということで、
お茶等を飲んだ時にむせて、肺に水が入って最近が繁殖し、
肺炎を起こしたということらしいです。
当日から、母が飲む水分はすべてとろみパウダーを混ぜることにしました。
退院のために病室に迎えに行った時は丁度昼食時。
隣のベッドでは、母より重い認知症のお婆さんに、
看護師さんが一生懸命食物を口に運んでおられました。
お婆さんはなかなか口を開けようとしないので、
優しく何度も諭しながら少しずつ食べさせておられました。
根気と思いやりがなくてはなかなか出来ない仕事。
弱者を温かく優しくお世話する。
看護師さんもまさに聖職だなとありがたい気持ちで一杯になりました。
荒んだ社会に心を痛めることが多いこの頃ですが、
世の中には慈悲の気持ちに溢れた志の高い立派な方々も沢山おられるんだと、
穏やかな気持ちになった次第です。
by hinomarufighter | 2013-11-05 07:01 | 日記