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島木譲二の男の美学 自由部門

第一回プラチナブロガーコンテスト

「大阪名物パチパチパンチ」でお馴染み、吉本新喜劇の島木譲二師匠が先月16日にお亡くなりになりました。
葬儀参列者は「怒るところを見たことがない」「人の悪口を言わない」と口をそろえ、その人柄の良さを称賛してらしたそうです。
上方芸人のコメントを下記紹介します。

池乃めだか師匠
元気、男、強い、弱音を吐かない、があいつの美学やった」
「飲んでも乱れなかった。かっこよく、強く。弱いところを見せない。楽屋でご飯を食べているところも見せたことがなかった」
「僕らはあんなにできへん。すべったら嫌、とかなしに、精いっぱいやっていた」

辻本茂雄座長
「若手には『今日はお客さんが重いな』と尻ごむ子が多いんですが、どんなお客さんでも盛り上げようとしたのが島木さんでした。そのパワーと信念を引き継いでいきたいです」

藤井隆
「一番最初、劇場に立たせていただいた時に島木さんに声を掛けていただいて…ビアホールに連れて行っていただいた」
「人に対して、スタッフ、お客さんに対して平等に接していらっしゃる姿を見て(自分自身)どこまで勉強できたか分かりませんけども教えていただいた気がします」
 新人の藤井が一番最後まで後片付けするのを、ゆっくりタバコを吸いながら待ってくれたそうで「舞台でもそうなんですけど、ささいなことでもいつも平等にしてくださいました」

小藪千豊
新喜劇加入当初から目をかけてもらったという
「本当にお世話になった方。同じ時期に新喜劇に出られて本当によかった」
「お客さんをめちゃくちゃ笑わせて、舞台をはけていく。その背中がめちゃくちゃ格好良かった」
漫才コンビ「ビリジアン」を解散して新喜劇に加入。漫才とは勝手が異なる喜劇のコツがつかめずに落胆していたところ「気にするな」と声をかけてくれるのが島木さんだったという。
新喜劇の脚本を担当したが、その千秋楽を終えた直後、舞台上で肩を組んでねぎらってくれたのも島木さん。「要所要所で、優しい言葉をかけてくれました」と振り返った。

間寛平師匠
「酔ったら裸になってパチパチパンチをしてた」
「東京からの帰り、電車の窓が見えなくなるほど空の缶ビールが積み上がった」
「病院でも看護師さんを前にパチパチパンチして…。だいたい島やん(島木)は何言うても断らんかった。パチパチパンチの時に一斗缶渡したら、それで頭ボコボコにしたんや」と“カンカンヘッド”誕生の仰天秘話を明かした。
未知やすえが「そんなんで一回、水晶玉を渡されて。それを頭で受けたら血が…」と、有名な島木さんの「流血伝説」を解説した。
トミーズ健が「アンタら怒られるで」と制止しようとしたが、寛平は「いや、これが島やんらしい。あと、彼は絶対人の悪口は言わんかった」と、長年新喜劇を共に支えた戦友をしのんだ。

宮根誠二アナ
島木さんに声をかけてもらって一度、お酒を飲みに行ったという。
「声をかけてもらって。僕らに対しても敬語なんです。僕らみたいなもんにも丁寧に接してくださる」

トミーズ雅
「島木さんは店入ってビール頼む時、必ず“生3”って言うねん。普通“生(ビール)1つ”でしょ? それをどうせ“飲むから”と」

桂文珍師匠
「怖い顔だが優しい。人間が男前の人でした。飲みに行っても、まわりに気を遣って笑いを取ったり。ハートが男前でした」


酒をこよなく愛し、
決して怒らない懐の深さ、
人の悪口を言わない裏表のなさ、
弱音を吐かない強さ、
相手が誰であろうと平等に丁寧に接する謙虚さ公正さ、
弱者を慈しむ温かさと思いやり、
お客を爆笑させる喜劇役者としての執念とひたむきさ、
周りを気遣い愛想を振りまく奉仕の精神。

島木師匠はどこまで男前な人やったんやろう🌟🌟🌟

島木譲二の男の美学  自由部門_e0083155_23173003.jpg

きっとご苦労を沢山されたんでしょう。
一方でご家族の深い愛情に恵まれた方でしょう。
なので自然と男前を「涵養」されたのでは?

上方芸人にこんなイカす方がおられたんですよっ!
そして、僕も島木師匠の男前を一つでもいいから自分のものにしたいと思いました。

新喜劇の舞台で師匠が上半身裸になられ、パチパチパンチを演じられてる時、客席が一体となって地鳴りのように大爆笑の渦に包まれたあの光景はいつまでも忘れないでしょう。

合掌

by hinomarufighter | 2017-01-22 06:23 | 人生の教え